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成功と失敗

よくある事例:借金が怖くてキャッシュアウトする

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理屈はシンプルなのだが・・・

何十人もの起業家を見てきた中で、最も多いのがこの「先行投資が出来ずにキャッシュアウトする」というパターンです。とてもシンプルな理屈であるにも関わらず、同じことが繰り返されるのです。

分かりやすく解説しましょう。例えば月々の生活費が20万円だったとします。ということは、あなたは毎月20万円以上の「利益」を出す必要があります。1万円投資すると1万円の「粗利」に繋がるとします。すると、20万円の生活費をまかなうためには・・・。20万円の投資が必要です。

必要な投資をしなかったら・・・

あるとき、前月の利益が10万円しかなく、生活費が足りなくなって10万円の借金をしたクライアントがいました。

「いくら投資をしたのですか?」
「10万円です」
「20万円以上投資しないと大変なことになりますよ」
「仕方がありません。お金が足りなかったのです」
「で、結果は?」
「粗利がいい時もあったのでなんとかなると思いましたが、残念ながら利益は10万円だけで、また借金です。出来るだけ節約します」
「事後ではなく、事前に借りて投資額を増やせば生活は楽になります」
「できるだけ借金はしたくないのです。なんとかします」
「・・・・・・」

経営は数字である

生活費20万円以上を稼ぐためには、20万円以上の投資が必須です。実際には、投資対効果は上振れも下振れもありますから、このケースでは下振れも考えて最低でも25万円以上の投資を考えるべきです。借金の返済も考える必要があります。

一方、優れた起業家であれば、このビジネスが、毎月、投資額が2倍になるという事実を瞬時に理解し驚き、そして可能な限り投資をするでしょう。そう、手元にキャッシュが無くても年利を遙かに超えるリターンがあるので、全く問題がありません。投資額が2倍になるのであれば、人も雇って事業拡大する構想が直ぐに描けます。

前者と後者。この明らな発想の違いは一体どこからやってくるのでしょうか?

お金を借りることに対する恐怖

一般に金融機関からの借金が上限にくると、親戚縁者友人からお金を借りる以外に道はなくなります。しかし考えてみれば、ここで一念発起して大きく借りてやり直さないと、負のスパイラルを吹き飛ばすことは出来ません。しかし、この方のお金のメンタルブロックは強力で、もう理屈ではないんですね。例えば親類や近辺で借金で不幸になった人がいる場合などは、お金は怖いものという認知が入り、借金に対して異常なほどの抵抗感が生まれてしまいます。サラリーマンであれば、何かあればお金は使わないという判断でいいのですが、経営は違うのです。何もしないことでは解決なんてしないのです。

攻めどきを逃してキャッシュアウトする

経営は、投資とリターンの繰り返しです。小さな投資では小さなリターン。大きなリターンが欲しければ大きく投資する必要があります。必要な投資をしないということは、最低限の利益さえも確保できなくなるので事業継続できません。

この人の場合、まだ借りられるときに、大きく借りて、攻めることをしていれば、借金はどんどん返済できていたはずです。しかし、そんな攻め時を逃し、気づいたら首が回らなくなってしまったということです。投資をしないのでリターンがない。生活費だけが重くのしかかる。まさに負のスパイラルです。

やがてひっそりと生きるだけ

ここで取り上げた事例ですが、この人は、結局、周囲から借りた金銭を返すことをせず、信頼を失い、仲間を失い、音信を絶ってひっそりと生きている状況です。ただ、人生は長い。まだまだやり直すことは可能です。私は借金を踏み倒されて大変な思いをしている側ですが、いまだに彼の復帰を願っています。答えは明確です。ビジネスを固めて、大きく投資する。それしか無いのです。

 

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